#0904入管闘争全国一斉アクション に参加しました

「9・4全国一斉アクション 入管法改悪反対デモ in 東京」に参加しました。

 

 

デモ出発前の様子@上野恩賜公園 野外ステージ

 

当日はデモ出発直前に合流しました。最近デモに参加する時はいつも時間ギリギリなんだけどなんでなん?

 

参加者の列の中からみたデモの様子

胸の前で手をクロスさせた「いらすとや」のイラストを両脇に配置した「入管法改悪ダメ!」と書かれたプラカード

交差点を横断するデモ隊

 

東京のデモは上野公園を出発し、30分ほど行進した後、台東区の竹町公園で集会を開きました。

 

御徒町を通過した時の写真。「上野御徒町中央通り」の入口看板の下に「私達は特別の扱いを求めているだけではなく、一人の人間の権利を欲しいだけです。」と書かれたプラカードが掲げられる。

竹町公園での集会の様子

 

集会では、名古屋入管で昨年3月に亡くなったスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんのご遺族であるワヨミさんの他、仮放免者の会からエリザベスさん、外国人の人権問題に取り組む指宿昭一弁護士らがスピーチをされました。

 

入管法改悪反対 ウィシュマさんのビデオを全面開示せよ 帰国できない当事者に在留資格を 主催 入管闘争市民連合/BOND」と書かれた横断幕

 

東京のデモは200人ほどの方が参加したそうです。ハッシュタグデモにも多くの方が参加されました。

 

 

いろいろな方がデモに言及されているので、私(わたし)からは一つだけコメントしたいと思います。デモの行進中、先頭でスピーチが行われていましたが、そのスピーチのなかで「当事者(難民・外国人)の方は帰らないんじゃなく帰れないんです!」というフレーズが連呼されていました。

 

「CAN'T go back ≠ WON'T go back」と書かれたプラカード

 

このフレーズについて思うことは「帰れない」という当事者の置かれた不当な状況を強調すると同時に「帰らなくて何が悪い」ということもまた強調していくべきではないかということです。「帰らない」という自発的な意志もまた、不条理や葛藤を経て決断されたものであるはずです。たとえ葛藤の程度が軽いと他者から判断されてしまうような決断であったとしても、本人の意志は尊重されるべきはずです。本人の意志ではどうにもならない状況のみを「救済」の対象として表象することは、運動だけでなく権利行使さえも後退させるようなものだと思います。SNS上ならともかく、志を同じくする人々が参加する現実のデモであれば、もっと「わがまま」な主張をしてもいいのではないかと思いました。

 

とはいえ、今回の示威行動は入管闘争として大成功だったと思います。デモを企画された主催の方々に敬意を表します。

 

入管問題や難民、仮放免者の置かれた状況は複雑で理解しづらいところもあります。入管問題について勉強したい方がいましたら、以下の本が参考になると思うのでお読みになってみてください。