#そごう・西武労組のストライキに連帯します

昨年より、百貨店のそごう・西武の売却をめぐり労使対立が続いていました。

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このほど、セブン&アイ・ホールディングスが百貨店のそごう・西武を米投資ファンドフォートレス・インベストメント・グループに9月1日付で売却する方針を固めました。これに対し、そごう・西武労働組合は事業継続や雇用維持に関する説明が十分になされていないとして反発。8月31日にストライキを決行しました。

 

このストライキを応援するため、池袋に行ってきました。

そごう・西武池袋本店

全館臨時休業を知らせる張り紙。開業時刻を過ぎてもシャッターは閉まったままになっている。

本店前では労組が横断幕を掲げ、ストライキ決行中であることを知らせる街宣行動を続けていました。

ストライキ決行中!!」と書かれたプラカード

配られていたチラシ。表面にはストライキの理由が、裏面にはこれまでの交渉の経緯が書かれている。

ストライキの様子。横断幕やのぼりを掲げ、チラシを配ってストライキを周知している。

チラシ配りの様子。関心を持ち自分からチラシをもらいに行く人の姿もあった。

取材を受ける組合員の様子。ストライキには多くのメディアが駆け付けた。

ストライキの最中、他の組合員の方々は池袋でデモ行進をしていました。直接デモをみることができませんでしたが、公園で開かれていた集会の場に少しだけいることができました。

デモ後の集会の様子

そごう・西武労組の行動はさまざまな点で重要な意味を帯びています。特に経営への介入という点は強調されるべきだと思います。

 

ストライキの要求事項といえば賃上げや労働環境の改善等が思いつきますが、今回の場合は百貨店の売却に伴う「雇用維持」と「事業継続」を求めています。つまり、企業の経営方針への反対を表明しているのです。

 

池袋駅周辺は再開発が進む地域であり、売却問題は一企業にとどまらない社会的な影響をもたらします。労組の団体行動は事業再編に一石を投じる試みであり、業界全体に大きなインパクトを与えるはずです。

 

ストライキに踏み切った組合員の方々に敬意を表します。

ストライキ実施中 西武池袋本店を守ろう! 池袋の地に百貨店を残そう! これからもお客さまと共に・・・」と書かれた横断幕を掲げる組合員たち