「ばけのかわ」あってなんやかんやできるミミッキュ

初めまして。宮本綾といいます。

 

今、私(わたし)が一番関心のあることはジェンダーセクシュアリティフェミニズムに関することです。普段はマスキュリニティの問題やマジョリティ批判について考えています。

 

私(わたし)はある社会運動に参加してきた経験があります。ただ、思うところがあり、関わってきた団体から離れて、自身の経験してきたことについて考える日々を送っています。

 

今後はあたしが経験してきたことを踏まえつつ、今の日本社会や社会運動について考えたことをブログに書いていこうと思っています(今日みたいに他愛ない話も書くよ)。

 

 

 

今回は、Twitterやブログのアイコンにしているミミッキュについての話をしようと思います。

 

 

 

みなさんはミミッキュというポケモンをご存知でしょうか?

 

ミミッキュとは、ポケットモンスターシリーズ第7作「ポケットモンスター サン・ムーン」から登場した、図鑑No.778のポケモンです。

www.pokemon.co.jp

 

このミミッキュというポケモン、見た目があるポケモンに似ていると思いませんか?

 

そう!ピカチュウです。

 

実は、みなさんが見ているミミッキュの姿は、ミミッキュの本来の姿ではないとされています。

 

ミミッキュというポケモンはとても寂しがり屋で、人間と仲良くなりたいという願望を持っています。

 

人間と仲良くするためにはどうしたらいいかを考えたミミッキュは、20年前(初登場した2016年当時)に流行ったピカチュウのグッズを見て、

 

ピカチュウに化ければ人間と仲良くできるのでは?」

 

と考え、ピカチュウに擬態するようになったとされています。

 

普通の布切れに自身の能力でピカチュウの顔を浮かび上がらせているそうで、布が破れたら中身の本体が夜鍋で繕うとされています。

 

 

こんな裏設定や見た目の愛らしさも相まって、2020年2月に行われたポケモンの人気投票で全ポケモン中3位という結果に輝くほど、人気の高いポケモンとして多くの人に愛されています。

nlab.itmedia.co.jp

 

 

ミミッキュはただかわいいだけのポケモンではありません。

 

 

 

ポケモンにはそれぞれ「とくせい」と呼ばれる、ポケモンごとに持っている特殊な能力があります。例えば、ピカチュウなら「せいでんき」(直接攻撃を受けたとき、相手のポケモンを「まひ」という状態異常にすることがある)または「ひらいしん」(「でんき」タイプの技を受けた時、ダメージを無効化し、自身の「とくこう」ランクを1段階上昇させる)といういずれかの特殊な能力を持っています。

 

 

ミミッキュの場合は「ばけのかわ」と呼ばれる特殊な能力を持っています。

 

これは、どんな攻撃でも1度だけダメージを無効化するという、全ポケモンのなかでもトップクラスに強い能力です。

 

実際、とくせいが強いことや「しゅぞくち」(ポケモンの種類ごとに決まっている固有の数値)が高いことから、ポケモンの対戦でもミミッキュは使われることが多いです(強すぎて一部のプレイヤーからは「ミミカス」という俗称で呼ばれています笑)。

 

 

寂しがり屋だけど、機転をきかせて「人間と仲良くなる」という目標を達成し、なおかつ強い。

 

 

自分も人と話すのは好きで、寂しがり屋とまではいかないものの、いろいろな人たちと交流したいという気持ちはあります。でも、これまでさまざまな場面で理不尽な扱いを受けたり、ハラスメントでうつ状態直前まで追い込まれた経験があり、「この人は差別してくる人だろうか?」「この人は人を踏みつけてもなんとも思わない人なのだろうか?」と警戒せざるを得ず、安心して人と過ごせる場所を見つけたいと模索しているところです。

 

普段は塞ぎ込んでしまうことが多いけれど、ミミッキュを見ていると、「『ばけのかわ』あるから何言われても大丈夫かな」という余裕を持てるような気持ちにもなれるし、自分は強いからなんやかんやできそう、という気持ちをもらえる気がしてきます。

 

 

 

強くゆったりとした気持ちを持って社会に出るために、綾は今日も夜な夜な「ばけのかわ」を繕うのであった。